こんにちは、nagiです。
先週、後期中間テストが終わり、娘から衝撃の事実を聞かされました。
「仮内申は先生はわかるけど、生徒にも親にも教えられないよ」
・・・え、じゃあ何のために仮内申を出すの？
そんな疑問がわいてきて、気になったので、少し整理してみました。
そもそも「仮内申」って何？
学校の進路説明会ではこう説明がありました。
「後期中間テストが終わったら、仮内申を出します。これで公立高校出願の検討をします」
ここでの”検討”は、
・学校の内部での会議
・二者、三者面談での「ここは厳しそう」や「ここなら狙える」などの助言
を指しているようでした。
だから私は、大体の内申が分かるものだと思っていたのですが、実際はこちらには通知されないということです。
仮内申＝ほぼ最終内申？と思う理由
先日、塾の面談で先生に言われた言葉が引っ掛かっていました。
「テスト勉強は後期中間テストまでと思ってください（＝学年末テスト勉強はほどほどで、受験勉強に力を入れてください）」
「どの学校も学年末テストはガクッと平均が下がります」
娘の学校は私立ということもあり、学力が拮抗しているため、ちょっとしたことで評定が上下するような環境です。
そのため私は、
「そんなこと言われても、これ以上内申が下がったら困るのに・・・」
と思っていましたが、こういうことなのでは？と気づきました。
・仮内申に使われるのは、後期中間テストまでの成績
・学年末テスト（冬休み明け直後）は、内申にほとんど反映されない？
・だから塾としては入試対策に全振りしてほしい
つまり、「学年末テストは実質、消化試合」みたいな位置づけである、ということです。
近隣の中学では”学年末テストを前倒し”する動きも
市内の公立中では、
・後期中間テストを廃止し、学年末テストを12月頭に実施
・後期中間テストのわずか1か月後、12月上旬に学年末テストを実施
という学校も出てきました。
これらの学校では、仮内申を作る手間を省くために、学年末テストをかなり早い時期に終わらせる方式に移行しているのだと思います（１，２年生まで同じ時期にテストをやってしまっているので、それはさすがに早すぎでは？と思いますが・・・）。
正直、学年末テストがほとんど内申に反映されないのなら、他校もこの時期にテストをずらしたほうがいいような気がします。
仮内申を出す本当の意味
学校は、
「公立出願の検討材料のため仮内申を出します」
と説明しています。
ただ、保護者目線で見ると、
・公立の出願は2月上旬
・その3週間前には学年末テストは終わっている
・ならば、確定内申だけで十分なのでは？
・・・と疑問に思ってしまいます。
ただ、これは”生徒・保護者側”の視点。
学校側の事情を考えると、また別の理由が見えてきます。
学校としては、
・12月の三者懇談で、公立の志望校をある程度固めたい
・冬休み明け～1月下旬という短期間で、後期内申・通年内申を作成するのは負担が大きい
（公立受験で使われるのは、”通年内申”）
という現実があります。
つまり、「検討材料」という建前はありつつも、実際には
冬休み前までに、内申作業の大部分を終わらせておきたい
という学校側の事情が大きいのだろうな、と感じました。
まとめ
後期中間テストが終わった直後、
「学年末テストって、ほぼ内申に関係ないのでは？」
という事実に気づいてしまい、正直かなり衝撃でした。
できれば、あと1か月早く気づきたかったです(笑)
ただ、これはあくまで私の推測なので、娘を通して塾の先生にも確認してみようと思います。
ちなみに、私の実家の県は、現在は「中3の2学期の内申」が使われているようです。3学期制の地域では、2学期の成績を使うところが多いのかもしれませんね（私のころは3年3学期の成績を使っていたので、先生たちは大変だったと思います）。
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